私の営業マンとしての原点となった経験をお話ししたいと思います。

私は、35歳で中途入社して営業マンになりました。この時まで、営業の実務経験はなく、専門学校での「営業の入門講座」を受講しただけでした。

先輩の営業マンに同行してもらい、得意先を一通り訪問しました。翌週より、私一人で営業活動を開始しました。

1ヶ月位たった頃だったと思います。

いつものように、得意先を訪問して、ご注文をお願いしたところ、「悪いけど

御社との取引は中止させてもらう」と。

30年以上前のことですが、この時のショックは今でも鮮明です。後でわかったのですが、先輩が担当していた時から、競合企業の商品に比べて納入価格が高く、本来なら全量競合企業の商品に代わるところ、先輩営業マン の「人間力」で二社購買でこらえていたのです。

それが、担当が私に代わったことで、得意先の担当者は、全量を競合企業一社に

してしまったのです。かなり大口の得意先で定期的に注文をもらっていたので、安心していました。

この時、私は自分の「売り」を身につけて、お客様に「清水さんだから、買うよ」

と言われる営業マンになろうと、決意しました。

その後、30年近く営業マン生活を送ることになったのですが、この時の「体験」

により、いつも自分の「売り」を強化することを心掛けていました。

このことで、いくつもの困難を乗り越えることができたと思います。

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