行政書士を目指そうと思ったのは、ある人から「成年後見制度」のことを初めて聞いたことがきっかけです。
定年後、パートで働いているときに考えました。今後の人生を、パートだけでは物足りないと感じ始めたころのことです。
私は50歳のころから、地元の社会福祉協議会のボランティアセンターに登録して、年に数回程度でしたがボランティア活動を続けてきました。
パートなので、以前より時間に余裕ができたので、その時間を活用して積極的に取り組もうと考えました。
こういうことを考えていた時、ある人から「成年後見制度」のことを聞くことがありました。初めて聞く話でした。偶然の出会いでしたが、私の心は動いたのです。さっそく、その人から情報をもらった成年後見のNPO法人に連絡し、説明を受けて入会しました。
当初は、市民後見人として活動するつもりでしたので、法人の市民後見人の養成講座を受講して終了しました。
入会したNPO法人は、その法人の設立した経緯から、会員の大半が行政書士だったので、行政書士に親しく接する機会がありました。
行政書士の仕事の内容に触れるうちに、単なる市民後見人よりは、行政書士の資格を取ることで、支援を必要とする方への支援活動の幅と奥行きが広がる、と思うようになりました。
そこで、行政書士を目指すことを決意したのです。